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涅槃の道場 七十一番札所 剣五山 弥谷寺

2014年10月05日 23:52

                        (Please click this photograph)
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                          躍動感溢れる弘法大師像
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 七十一番札所の弥谷寺は、この仁王門から先も境内までの道のりが長い。。。 なんせ、四国霊場でも有数の難所で知られ健康でなければ参拝できない事から病厄に霊験ありと言われてきた札所だからだ。 境内口から山頂の本堂まで、およそ540段の石段を登ることになる。 ちょっとした登山並みだ。

 この寺のある弥谷山は、古来より霊山として信仰された山で、日本三大霊場(恐山・臼杵磨崖仏・弥谷山)の一つに数えられたと言われている。 そのためか、はるか続くかと思われる石段脇に様々な石仏が見られた。


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 古来から、人々は山に仏や神が宿ると信じ、その山を霊山と呼び信仰の対象としてきた。 この信仰は、お遍路の元となった、辺(遍)路信仰(へじしんこう)の一つであるともいわれ、弥谷山では、水場の洞窟が仏の住む世界への入口とされ、特別強く信仰され、霊山信仰を持った修験者により刻まれた摩崖仏が今も多く点在している。


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 本堂下にある高さ12といわれる大きな岩盤面に刻まれた、鎌倉時代のものと伝えられている「弥陀三尊」もそんな磨崖仏の一つ。 弘法大師作ともいわれ、重要文化財に指定されている。 念仏すると、極楽浄土に行くことができるとの信仰が伝えられている。


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 長い石段を息を切らしながら登ってきて・・・本堂、大師堂までもう少し・・・そう思って振り返れば、なかなかの眺望が。。。 やっぱり・・・この参道は、登山並みだ(汗)
 じつか、この場所で再会があった。 前日、「車遍路転がし」かとも思われるようなきつい車道を共に走った千葉の青年が、この場所のベンチで参拝前に息を整えていた。 ‘キツイ石段だね~’ そう言って、私も彼が座るベンチに腰を下ろした。 ひとしきり、昨日分かれてから今日の再会までの互いの遍路模様を話し合った。 私より半日早く、次の日のお昼くらいには結願を目指す彼は、少々焦っていた。 この日の朝、これまでの遍路疲れで予定時間より寝坊したらしく、少し行程が遅れているとのこと。 だから、私と少し話した後、互いに ‘気をつけて’ と言葉を交わすといそいそと参拝に向かった。 この千葉の青年とは、この後会うことは無かったが・・・無事に結願して、千葉に戻って、元気に暮らしているだろうか・・・。 何度も会って、互いに写真好きということもあったので、連絡先の交換でもしておけば良かったな・・・とも思う。


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涅槃の道場 七十一番札所  剣五山 弥谷寺(香川県三豊市三野町大見乙70)

宗派 真言宗善通寺派
寺格 大本山
本尊 千手観音
創建年 (伝)奈良時代
開基 (伝)行基、聖武天皇(勅願)
アクセス  石段を登りはじめる前までの道は問題なし

 寺伝によれば、聖武天皇の勅願により行基が堂宇を建立し、光明皇后の菩提を弔う為、『大方広仏華厳経(伝・光明皇后書写)』を祀り、寺院を創建したとされる。当初は中国、四国の八国が眺められたことにちなみ蓮華山八国寺と称したという。 また、空海(弘法大師)は7 - 12歳の期間、当寺にある岩窟である獅子之岩屋で学問に励んだという。
 807(大同2年)、唐より帰国後の空海は当地を再び訪問し蔵王権現のお告げにより千手観音を安置し伽藍を再興し、山号を剣五山千手院、寺名を弥谷寺と改めたという。 空海は、現在、岩窟の護摩堂と呼ばれる洞窟や獅子之岩屋で護摩を修し、寺宝の『金銅四天王五鈷鈴』を納めたとされる。
 また、「此岩窟大師四十二歳ノ契天下泰平五穀豊壌或ハ四十二歳厄除衆生ヲ救為千座之護摩修行シ跡伝ワレリ」とあり、これを聞いた後の住持が大師堂再建の折に弘法大師42才のお姿を刻み、奥之院本尊として厄除大師を祀ったといわれ、その後(焼失・盗難を恐れたなど諸説有り)、岩屋の中に石仏の厄除大師像・佐伯善通卿像・玉寄御前像を建立し、それまで祀っていた木像を秘仏としたことから、2体の厄除大師像が祀られている。

 参拝後、風に向かって歩いていくような躍動感を感じる弘法大師像にしばし見入った。 その大師像に見送られるような心持ちで、登ってきた500有余の石段を下って次の札所を目指した。(弥谷寺から七十二番札所まで、車道5km)


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